オンラインでの悩み相談は効果無し?チャットにできる癒し効果について考える

コラム

オンラインでの悩み相談は効果あるのでしょうか?ここでいう効果というのは、サービスに対する満足感が得られるのか?ということです。

LINEで悩み相談 豪雨被災者向けにカウンセリング

という記事が2,018年7月27日付けの朝日新聞の記事に出ていました。全国SNSカウンセリング協議会が西日本豪雨の被災者のメンタルケアを目的として無料で始めた事業です。このことから読み取れることは、チャットでの悩み相談が人間のメンタルケアに役立つということです。それでなければそもそも無料で事業をすることの意味が失われてしまいます。

いくらチャットで悩み相談に効果がある、といっても、カウンセリングに通っている人や本格的にカウンセリングの勉強をしている人などからは対面でなければ効果がないと指摘されるかもしれません。また最低限電話でなければ、人の声を介さなければダメだ、という指摘もあるかもしれません。しかし考えてみてください。大変な災害に遭って、親しい人もいないような人が本格的なカウンセリングを求めるでしょうか。ひどい経験をしたことがある人ならば分かるかもしれませんが、本当につらい目に遭って最低限の衣食住はあるけれどそれでも孤独であるとき、本当に人とのつながりが何よりもありがたく感じるのです。

誰かとつながっていたい、という気持ちは最早本能に近い

特に問題のないとき、人は自分をよく見せようと思うのでたとえ孤独であっても孤独を口にすることはないでしょう。孤独くらい平気さ、むしろ孤独こそが人間の故郷なんだ、とうそぶくかもしれません。しかし本当に頼るものがないという状況に陥ったとき、人は誰かとのつながり以外ほとんど頭になくなってしまうのです。

そんなとき人とのつながりがない人は自分の人生に対する後悔しか浮かんできません。なぜあのとき友達を作らなかったのだろう、なぜあのときあの人とのつながりを深めなかったのだろう、なぜあのときあんなひどいことを言ったのだろう、思うことは数あれど後悔ばかりです。

被災に遭うという究極的に生命が危ぶまれる状況はもちろん、ふと日常を生きていて線が切れてしまうことは珍しくありません。もういいや、人生もういいや、と思ってしまうときって誰でもありませんか?そんなとき、誰か頼る人がいればまだいいのですが、誰も頼る人がいないとき。気軽につながれるものがあればいくらか救われるのではないでしょうか。

オンラインでの悩み相談といいますが、特に悩み相談じゃなくても、単に何かを発することで誰かが返してくれる、コールアンドレスポンスが起きればそれだけでどれだけ救われる人がいるでしょう。その意味でオンラインでのチャットによる悩み相談は効果があるものだと信じて疑いません。

ただ、オンラインでの悩み相談なんて効果がないんだ、といえる人の方がいくらか幸福ではあります。救いようがないような状況だからこそ効果が生まれるわけですから。その意味では悩み相談してみたい、と思ったら気軽にどんどんやるべきだと考えます。

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